アメリカ・裕福な一家への逆恨みで幼児2人惨殺のナニー、終身刑か 子供たちは喉を深く切り裂かれ…

幼児2人がナニーに惨殺されるというむごたらしい事件に関する重要な裁判が、NYマンハッタンの裁判所で始まった。2年にわたりそのナニーを心から信頼していたという両親は、深い悲しみ、耐え難い苦悩、そして自責の念と今なお闘っている。暮らし向きの大きな差や人種の違いもある労使関係においても、心底信頼できるベビーシッターやナニーに出会うことは可能なのか。さらに密室に彼らのみ残して親が長時間、数日間外出することの是非も問われているこの事件。裁判がついにスタートしたことをニューヨークのメディアが続々と報じている。

ニューヨーク市警の発表したところによれば、その殺人事件は2012年にNYマンハッタンの高級アパートの一室で起きた。犠牲となったのはルシア・クリムちゃん(当時6歳)とレオ・クリムちゃん(当時2歳)。その後、ナニーとして雇われていたヨセリン・オルテガ(現在55歳)が逮捕され、幼児2人それぞれに対する第一級殺人罪で起訴された。保釈保証金の設定もなくオルテガ被告の身柄はこれまでずっと拘置所にあり、裁判で有罪判決を受けた場合は仮釈放の措置もなく一生刑務所で暮らすことが予想されている。

幼児らの遺体の第一発見者は母親のマリーナ・クリムさん(現在41歳)であった。ある夜、帰宅した彼女はすぐに異変に気付いた。どの部屋も真っ暗で、唯一明るかったバスルームの扉を開けたところ、バスタブに2人のわが子が血だらけで横たわっていた。キッチンナイフで子供たちは喉を深く切り裂かれ、1人は30か所以上の刺し傷を負っていた。マリーナさんはその惨状を「ホラー映画のワンシーンのようで、もう助けようがないことを瞬時に悟りました」と表現している。